図面どおりに削り出す、特注CNC自動車部品
図面または旧部品をお送りください。自動車部品を日常的に加工している加工会社とマッチングします。24営業時間以内にご返信します。
その部品は機械加工する価値がありますか?
市販品を買うほうが、あるいは鋳造するほうが安い部品も多くあります。お手持ちの部品に当てはまる項目にチェックしてください。2つ以上当てはまれば、たいていは機械加工会社に依頼するのが適切です。
発注者から届く部品の例
- インテークマニホールドとスロットルアダプター
- ターボフランジとエキゾーストフランジ
- ハブアダプターとホイールスペーサー
- サスペンションブラケットと取付点
- エンジンマウントとミッションマウント
- プーリーとクランクトリガー
- ヘッドカバーとタイミングカバー
- シフターボディとリンケージ
- ブレーキキャリパーブラケット
- EVバッテリー用バスバーとトレイ金具
部品に荷重がかかる場合や、何かとシールする場合は、見積依頼にその旨を記載してください。送付先の加工会社の選定や、検査費用の見積方法が変わります。
削り出しか、鋳造か?
自動車部品の多くは鋳造品から始まります。ソリッド材からの削り出しはもう一つの方法です。どちらが適切かは、必要な数量と、部品が受ける負荷によって決まります。
ビレットからの削り出し
6061、7075、4140のソリッドブロックを最終形状まで切削します。木型も金型も最小ロットも不要です。
- 1個から数百個までなら割に合う
- 展伸材のため、巣がなく強度が安定している
- プログラムを修正すれば、すぐに第2版を出荷できる
- 削り取られる材料の分も費用に含まれる
鋳造後に機械加工
金属を型に流し込み、その後に重要な面を機械加工します。型の費用は一度だけで、生産数量全体に配分されます。
- おおよそ1,000個を超えると部品単価が安くなる
- 削り出しでは作れない薄肉形状や中空形状が可能
- 最初の部品まで型の製作に数週間かかる
- 設計変更には型の新作または修正が必要
材料と公差
材料ごとに見積を依頼した場合に何が変わるかをまとめました。数値は一般的な範囲であり、保証値ではありません。お客様の形状で保持できる公差は、見積を出す加工会社が確認します。
| 材料 | 変わる点 | 一般的な公差 |
|---|---|---|
| アルミニウム 6061-T6 | 削り出しのブラケット、カバー、アダプターの標準材料。アルマイト処理の仕上がりがよく、溶接性も良好です。 | ±0.02〜±0.05 mmが一般的 |
| アルミニウム 7075-T6 | 耐力は6061の約2倍で、荷重のかかる部品向け。溶接できず、無処理では腐食が早く進みます。 | ±0.02〜±0.05 mmが一般的 |
| 鋼 4140 / 4340 | シャフト、ハブ、衝撃荷重を受ける部品全般。通常は生材で加工し、その後に熱処理します。 | 熱処理の順序によって異なる |
| ステンレス 304 / 316 | 排気系の金具、燃料・ブレーキ継手、融雪剤にさらされる車体下部の部品。 | ±0.02〜±0.05 mmが一般的 |
| チタン Grade 5 | 軽量化が重要なレース部品や締結部品。切削に時間がかかるため、部品単価は高めになります。 | ±0.02 mmが無理のない目標 |
| 黄銅と青銅 | ブッシュ、軸受ホルダー、継手など、柔らかい摺動面が求められる部品。 | ±0.02〜±0.05 mmが一般的 |
| Delrin(POM)とPEEK | ブッシュ、スペーサー、内外装部品。樹脂は熱と湿気で寸法が変わるため、余裕を持たせてください。 | ±0.05 mmが現実的 |
自動車部品の見積依頼を送ってくる方々
分野ごとに必要な書類は異なります。材料証明書、初品検査、公道走行の要件などがあれば見積依頼に記載してください。すでにそうした対応をしている加工会社とマッチングします。
パフォーマンスとチューニング
インテーク、チャージパイプ、ターボ関連の金具に加え、本来は組み合わせることを想定していない部品同士をつなぐアダプター。
レストアと旧車
数十年前に生産が終わった部品を、純正品やその残った部分からリバースエンジニアリングして再現します。
EVコンバージョン
モーターとミッションのアダプタープレート、バッテリートレイの金具、バスバー、充電ポートのマウント。
モータースポーツ
次の四半期ではなく、次のレースで決まる納期に合わせた一品もののアップライト、ブラケット、マウント。
パワースポーツ
鋳造型を作る意味がない少量ロットの、オートバイ、ATV、船舶用部品。
フリートと商用車
メーカーのサポートが終了した後も稼働している車両や設備の交換部品。
ご利用の流れ
お客様からの見積依頼は1件だけ。部品に合う加工会社を絞り込んでご紹介します。入札プラットフォームではなく、注文の際にお客様と加工会社の間に入る者もいません。
見積依頼を送る
STEPファイル、PDF図面、または旧部品の写真をアップロードし、材料、数量、公差、希望納期をお知らせください。所要時間は約3分です。
最大3社とマッチング
部品を確認し、設備、材料、部品サイズが合う加工会社を選びます。当社から24営業時間以内にご連絡します。
加工会社から直接見積
各加工会社から価格と納期のご連絡が届きます。比較し、質問し、選んだ会社に発注してください。
削り出し部品の価格を決める要素
見積の大部分は5つの要素で決まります。予想より高い価格が返ってきた場合、たいていはこのいずれかが原因で、そのうち2つは図面上で変更できます。
- 段取りとプログラミングCAMプログラミング、治具、最初の試し削りは注文ごとに一度だけ費用がかかります。1〜10個なら、これが価格の大半を占めます。
- 材料チタンや4340はキロ単価が高く、切削速度も6061の数分の一です。削り取る分も支払うため、素材のサイズも影響します。
- 公差必要以上に厳しい公差は、そのたびに加工時間と検査時間を増やします。穴とシール面は厳しく、それ以外は緩く指定してください。
- 数量数量が増えると段取り費用が多くの部品に配分されるため、最初の数十個を超えると部品単価は大きく下がります。
- 表面処理アルマイト、粉体塗装、亜鉛めっき、熱処理は費用と数日の納期が加わり、通常は別の業者で行われます。
図面の準備はできていますか?
まずは簡易版をお送りください。不足している情報はこちらからお尋ねします。最初から詳細をすべてお伝えいただく場合は、詳細な見積依頼フォームをご利用ください。
ファイルはマッチングした加工会社にのみ送られます。NDAをご希望の場合、締結されるまで何も共有しません。
機械加工会社を経営されていますか?自社に合う自動車部品の見積依頼をお受けください。
費用を支払う前に各依頼のプレビューを確認でき、その後は発注者と直接やり取りできます。注文に対する手数料はいただきません。
発注者からのよくある質問
その他のご質問は までメールでお問い合わせください。
発注者は無料で利用できますか?
はい。見積依頼の送信や見積の受け取りに費用はかかりません。マッチングした依頼の費用は加工会社が当社に支払います。価格、納期、条件はお客様と加工会社の間で決めていただきます。
部品は御社で加工するのですか?
いいえ。当社はマッチングサービスであり、機械加工工場ではありません。お客様の依頼を確認し、自動車部品を加工している会社に渡します。見積も製作も加工会社が行い、お客様は加工会社に直接発注します。
旧部品しかなく図面がありません。それでも見積してもらえますか?
多くの場合は可能です。定規やノギスを写し込んだ写真、測定済みの重要寸法、部品の取付先をお送りください。現物からリバースエンジニアリングする加工会社が、スキャンや測定に必要なものをお伝えします。相手部品との接合面が無傷であれば、壊れた純正品でも対応できます。
図面や連絡先は誰に見られますか?
加工会社が最初に見るのは簡単なプレビューだけです。内容は部品の種類、材料、サイズ、数量、公差、地域、納期で、お名前、会社名、ファイルは含まれません。お客様の情報とファイルはマッチングした加工会社、最大3社にのみ送られます。NDAの欄にチェックを入れると、締結されるまでファイルをお預かりします。
見積は何社から届きますか?加工会社はどこにありますか?
最大3社です。部品に合う加工会社が1社か2社しかない場合は、数合わせをせずに少ない社数でお送りします。フォームで希望地域を選べるため、北米、欧州、日本、韓国、その他のアジアを指定できます。指定しない場合は、適合度だけでマッチングします。
最小発注数量は?どのファイルを送ればよいですか?
試作品やレストア部品では1個の発注も一般的です。ただしプログラミングと段取りの費用が一度かかるため、部品単価は高くなります。3DモデルのSTEPまたはIGESに、公差を記入したPDF図面を添えていただくと、最も正確な見積が得られます。DWG、DXF、寸法を記入した写真でも対応できます。
自動車部品の発注者向けガイド
初めての方は特注自動車部品を機械加工で作る方法をお読みください。そもそも機械加工すべきかの判断から見積の読み方まで、全体の流れを説明しています。
- 加工会社の選び方
特注自動車部品のCNC加工会社の選び方
評判より大切なのは部品との相性です。加工会社のタイプ、図面を送る前に尋ねるべき7つの質問、別の会社を探したほうがよい回答を解説します。
- 材料
自動車用ブラケットとマウントに使う6061と7075の選び方
削り出しの自動車部品の多くに使われる2つのアルミ合金を、強度、疲労、腐食、溶接性、コストで比較し、それぞれが不適切な選択になる場合を解説します。
- 発注ガイド
特注CNC自動車部品の発注ガイド:図面から見積、発注まで
特注の自動車部品を機械加工で作るべきか、費用はいくらか、どの合金を選ぶか、加工会社に何を送り、届いた見積をどう読むか。全体の流れを1ページにまとめました。